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マイクロクレジット事業からの教訓

マイクロクレジット事業からの教訓

融資対象に起因するリスク

 

アルーシャの風景

アルーシャの風景

融資対象は、道端で野菜や果物を並べて売っている女性やワセリンや中国製の下着を背負って行商をする女性など貧しい女性に絞ってきました。彼女たちは銀行口座を開くことができず、7~8人の子供を抱えているシングルマザーも多く、返済には大きなリスクがありました。融資対象にもう少し経済的にゆとりのある層を加えてリスクを抑えることも検討しましたが、ママ・テッシャの援けを最も必要としている貧しい女性たちを支援してほしいという強い希望に添うことを優先しました。

融資の活用に関する問題                                        

 

キャベツを千切りして売る女性

キャベツを千切りして売る女性

道端でバナナを売る場合、隣の女性と全く同じようにバナナを並べているだけではお客は商品を手にとってくれません。例えば少し痛んだバナナをバナナブレッドにするなど、商品にお客にアピールするような付加価値をつけることができれば、状況は大きく変わり売り上げ増につながるはずです。この写真の女性の場合は、周りの女性たちのようにお客が立ち寄ってくれるのをただ待っているのではなく、店番をしながらキャベツの千切りを作って売り、家路を急ぐ女性たちの料理の手間をはぶいています。彼女はこうした工夫をすることで売り上げを伸ばし、娘たちを学校に通わせることができたと喜んでいました。
少額融資と合わせて、商品に付加価値をつけることを学ぶための訓練プログラムを提供する必要性を痛感しました。

正確な記録と計画性を身につける

月1回の返済は週1回の返済のよりも融通がきくと融資対象者には好評でした。しかし、計画を立てることが苦手な女性には難しい面があることは否定できません。仕入れにかかった費用、販売量・額、場所代などの経費、収益などを正確に記録できて始めて返済計画をたて、実行することが容易になります。そこで簡単な方法で正確な帳簿をつけることや返済計画を立てるための訓練も不可欠と判りました。

商品の扱い方

 

マイクロクレジット事例
マイクロクレジット事例

 

女性たちのなかには扱う商品をきちんと分別して並べている人もいますが、多くはごちゃごちゃにしています。並べた野菜も美味しそうには見えません。なにかにつけて几帳面で清潔好きな日本人からみると、驚くことも少なくありません。四角いはずのナプキンを縫っても四角くたためないことなど珍しくありません。女性たちの多くは細部にまで注意を行き届かせることは得意ではないようです。

無論、例外もあります。マイクロクレジット事業の優等生として紹介したフェリスタの縫製が好評なのは、細部まで丁寧に仕上がっているからです。誰に習ったのかを尋ねたところスエーデン人の宣教師に教えてもらったと言っていました。日本のものづくりの基盤にある細部への配慮、丁寧さ、几帳面さといった行動様式を身につけることができれば、貧しい女性たちの経済的自立が促進されるとの思いが強まり、訓練プログラムの必要性を強く感じるようになりました。

優等生のfelista

優等生のfelista

 

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